魚住 昭『官僚とメディア』角川文庫
 
 メディアとはどうあるべきか、という観点からら、官僚とメディアの癒着と腐敗
を描いた、ノン・フィクション。日本国民と新聞人とは是非読んでおきたい書。
 
倉部 誠『物語 オランダ人』文藝春秋 新書
 
 長年オランダで働き住んだ著者による現代オランダ論。非常に面白い。私もオランダに昔1年半住んだが、著者のように詳しく深くは分からなかった。近代革命が最も古く行なわれた国なので、世界で最も合理的な国民となった。その善し悪しを公平に描いている。たんにオランダを知るだけでなく、日本のあり方も考えさせられる。
 
                       倉田 稔